『赤光』初版「七月二十三日」⑤ No.00025

鳳仙花かたまりて散るひるさがりつくづくとわれ帰りけるかも 『赤光』初版「七月二十三日」
『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」の五首中五首目。
鳳仙花は、夏に葉腋に不整斉花が二~ ...
『赤光』初版「七月二十三日」④ No.00024

十日なまけけふ来て見れば受持の狂人きやうじんひとり死に行きて居し 『赤光』初版「七月二十三日」
『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第四首。
「十日なまけ」た夏休みが終 ...
『赤光』初版「七月二十三日」③ No.00023

たたかひは上海しやんはいに起り居ゐたりけり鳳仙花紅あかく散りゐたりけり 『赤光』初版「七月二十三日」
『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第三首。
「たたかひは上海しやんはいに起り居ゐたりけり ...
『赤光』初版「七月二十三日」② No.00022

夏休日なつやすみわれももらひて十日とをかまり汗をながしてなまけてゐたり 『赤光』初版「七月二十三日」
『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第二首。
「夏休日」は、現在に ...
『赤光』初版「七月二十三日」① No.00021

めん鷄どりら砂あび居たれひつそりと剃刀研人かみそりとぎは過ぎ行きにけり 『赤光』初版「七月二十三日」
『赤光』初版「大正二年(七月迄)」「七月二十三日」五首中の第一首。
「めん鷄ら」であるから雌の鶏が複数いる。鶏 ...