悲報来

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ひた走るわが道暗ししんしんと堪へかねたるわが道くらし 『赤光』「悲報来」

『赤光』初版は「大正二年(七月迄)」から始まる。続いて「明治四十五年 大正元年」となるから、逆年順に歌が並んでいるのが特徴である。歌集の常識・慣習からは ...

悲報来

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巻末に

明治三十八年より大正二年に至る足かけ九年間の作八百三十三首(筆者注:実際は八三四首)を以て此一巻を編んだ。偶然にも伊藤左千夫先生から初めて教をうけた頃より先生に死なれた時までの作にな つてゐる。 〔……〕特に近ごろの予の ...